待つことの重要性
皆さんは、大石内蔵助(くらのすけ)という人物を知っていますか。
今から約300年前の江戸時代の話です。
自分の主(あるじ)が理不尽な仕打ちを受け、切腹をさせられました。
悲しく、悔しく、腹の中では怒りが充満していましたが、
すぐには行動には移しませんでした。
部下46名が、いますぐにでも復讐をしようというところを冷静に
諭し(さとし)、長い間周りには悟られないよう綿密な計画と
目的が大事なゆえの冷静な態度に終始過ごしていました。
1702年12月14日、復讐の環境が整い、見事仇討ちを
成功させたというお話です。
仇討ち(あだうち)、復讐(ふくしゅう)という行為自体は、
許されるものではありません。
しかし、自分の目的を達成するためには、長い年月をかけて
粘り強く待つ忍耐力が必要です。
若い方を中心に、最近は転職回数が多くなっており、
1つの会社に定着する傾向が弱くなっております。
自分のしたいことは、そんな短期間では実現できません。
また、忍耐力がある人は、必ず評価されます。